【博多祇園山笠】「未来の山笠を動かすのは君たち」“子供山笠”を見守る27歳は「博多一の山のぼせ」 福岡

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  • Опубликовано: 7 июл 2024
  • 博多の伝統の祭り博多祇園山笠。先週末、一足早く「子供山笠」が博多の町を駆け抜けました。祭りの担い手不足が懸念されるなか、山笠の魅力を次の世代に伝えるために奮闘する若き舁(か)き手がいます。
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    ■子どもたち
    「よろしくお願いします。」
    7月2日、五番山笠、千代流(ちよながれ)の山小屋を、地元の千代小学校の2年生たちが見学しました。生活科の授業の一環で、自分の住む町に親しみを持っててもらおうというものです。
    ■千代流の若手・秀島将太郎さん(27)
    「みんなで担いで『病気なくなれ』と言って水をまいたのが山笠の始まり。」
    子どもたちに山笠の歴史について語るのは、千代流の若手のリーダー格、秀島将太郎さん(27)です。秀島さんは、子どもたちと同じ千代小学校の卒業生で、小さい頃から山笠に触れてきました。
    秀島さんは生後11か月で山笠に初めて参加したといいます。それ以来、毎年参加し山笠に魅了された、自称「博多一の山のぼせ」です。
    ■秀島さん
    「1つの目標に向かってみんなで団結する過程も好きですし、何かに没頭する、熱中する。これが博多っ子の心情というか。」
    山笠を舁く以外にも、仕事を調整して山笠の歴史や魅力を子どもたちに伝える活動に参加しています。
    ■子どもたち
    「棒しめた。棒しめた。」
    3日、千代小学校の5・6年生が、かけ声に合わせて力いっぱい舁き棒6本を縄で締めました。子供山笠の舁き棒を山笠台に縄で固定する棒締めです。
    ■指導する大人
    「先にこっちをたたこう。」
    秀島さんは山笠が作られていく過程に触れることで、山笠をより深く知ることができると考えています。
    ■参加した子ども
    「(Q.縄をたたくのは初めて?)初めて。ちょっと楽しかった。」
    棒締めを終えると、山笠がきちんと固定できているか、試し舁きを行います。
    ■秀島さん
    「かけっこのよーいスタート。左足が前、ここを持つ。右手はここを持っておく。」
    子供山笠でも重さはおよそ500キロあります。1つ間違えば大ケガをしてしまう恐れもあるため、全員の息を合わせる必要があります。
    ■秀島さん
    「去年の事故のこともあって、大人の舁き山笠を担ぐときに安全にできるように今から教える。」
    ■子供山笠の練習
    「3、2、1、やー!」
    うまく息がそろわず、山笠は持ち上がりますが、すぐ止まってしまいます。それでも、グラウンドの土を引きずりながら少しずつ前に進みます。
    ■秀島さん
    「持ってこい!頑張れ!」
    秀島さんも教え子たちに必死に声をかけます。子どもたちは力を合わせてなんとか目標の場所まで舁き切りました。
    ■秀島さん
    「楽しかった?」
    ■参加した子ども
    「はい。」
    ■秀島さん
    「痛かった?肩、見せて。赤くなっとるばい。」
    ■秀島さん
    「山笠に出ない人もみんなで一緒に担いで、出ない人にも教えられたので、これで子供山笠に出てくれれば盛り上がる。」
    子供山笠当日、小学校には千代流の子どもたちが続々と集まってきました。
    ■参加する子どもたち
    「めっちゃ楽しみでした。ケガせず頑張りたい。」
    「みんなで楽しくできたらいい。」
    ■子供山笠
    「3、2、1、やー!」
    舁き山笠の前を走るのは、千代流の子どもたちやその親たちです。秀島さんも1歳3か月になる長女を抱えて一緒に走ります。
    ■子供山笠
    「おいさ、おいさ。」
    子どもたちは勢い水(きおいみず)を浴びながら必死に山を舁きます。
    秀島さんは教え子たちの勇姿をそばで見守ります。
    ■秀島さん
    「おととい教えた子たちがちゃんと担いどるのを見て、やっぱりうれしい。」
    無事に終わり、子どもたちの顔は達成感に包まれていました。
    ■参加した子どもたち
    「ずっとやりたいですね。一生やります。」
    「死ぬまでやっていきたい。」
    ■秀島さん
    「子どものときから熱くなれる瞬間があるのはいい。少子高齢化で子どもたちが少なくなる。でも僕たちは山笠を動かせなくなるので、未来の山笠を動かすのは君たちなんだと伝えたい。」
    文化を継承するためにひた走る自称「博多一の山のぼせ」。15日の追い山笠まで、未来の舁き手たちに山笠の魅力を伝え続けます。
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